【本レビュー】『エッセンシャル思考』から学ぶ「より少なく、しかしより良く」あらすじ・心に残った部分・様々な効果を紹介します!

Book

 今回は、『エッセンシャル思考』という本を紹介していきます!この本は、「より少なく、しかしより良く」というキャッチフレーズをもとに、物の見方を大きく変え、仕事のやり方を変えていくための方法が書かれた本です!このブログから気になった方は、ぜひ本書を買い、生活に役立ててください!

〇著者紹介

著者:グレッグ・マキューン

 イギリス出身の著者・講演家。「より良く、しかしより良く(Less but Better)」という考え方を広めた人物。様々な企業や教育機関で講演を行い、限られた時間やエネルギーを本当に大切なことに集中させる方法について発信しています。

 現代では、選択肢や情報があふれていますが、グレッグ・マキューンは「何をするか」だけでなく、「何をやらないか」を決めることが、より充実した人生や高い成果に繋がると説いています。この考え方は、仕事だけでなく、日常生活や人間関係にも生かせる普遍的なメッセージとして、多くの人に影響を与えています。

〇エッセンシャル思考とは?

 冒頭にも書きましたが、エッセンシャル思考とは仕事のやり方を変えるための考え方である。より多くの仕事をこなすための物ではなく、より少ない仕事をより良くするもの。そして、そのためには物の見方を大きく変える必要があるのです。

〇エッセンシャル思考になるために克服すべき3つの思い込み

1.やらなくては

 非エッセンシャル思考の人は、常にやらなくてはという考えで動いています。この考えは自分本意の生活をできていないため克服しなければなりません。

「やらなくては」→「やると決める」

2.どれも大事

 非エッセンシャル思考の人は、一つの物事に集中せず、多くの瑣末なことに手を出します。すると、多くのことに集中力が広がり、結果的に中途半端に終わってしまうことがほとんどです。

「どれも大事」→「大事なものはめったにない」

3.全部できる

 非エッセンシャル思考の人は、自分ならやればできると、多くのことを引き受けてしまいます。しかしそれは、過信からくる無駄な行いです。本当にできる人は、やるべきこととやらなくてもいいことの分別ができます。

「全部できる」→「何でもできるが、全部はやらない」

 この3つの思い込みを克服し、変えることで、エッセンシャル思考を手に入れることができるのです。

〇印象に残ったエピソード

1.情報の本質をつかみ取る

 この章でなるほどと感心したエピソードを紹介します。※著作権のため、意味は変えず内容を少し変えています。

 

 ある教授が生徒たちに話の要約を書くという課題を与えました。

「ブログ高校の田中校長は今朝、職員一同に研修旅行の知らせを告げた。来週木曜、職員全員で京都へ行き、新たな教育方法に関する会議に参加する。当日は人類学者の佐藤先生や、教育学者の佐々木先生、実業家の桜庭さんによる講演もある。」

 生徒たちはいっせいに書き始めた。

「実業家の桜庭さんは、教育方法に関する会議に参加して…」

「来週木曜は、高校の職員一同で京都に行き…」

 教授は生徒たちの要約に目を通し、どれも駄目だ、と首を振った。そしてこう言った。

「正しい要約は、『来週木曜は学校が休みだ。』」

 

  物事の本質を理解することは、自分でやるべきことかどうかを考える上でとても必要な能力になります。エッセンシャル思考を身につけるために絶対に必要なのです。

2.学習性無力感について

 ここではある実験の話が描かれています。

 

 犬を3つのグループに分ける。

グループ1:逃げられないように繋がれ、電気ショックを与えた。ただし、あるパネルを踏むと電気ショックが止められようになっている。

グループ2:同じように電気ショックを与えるが、パネルを踏んでも止めることはできない。

グループ3:繋がれているだけで電気ショックは与えない。

 その後、3つのグループの犬たちを1つの部屋に連れてきた。この部屋は、真ん中を低い障壁で区切られている。犬たちがいる床には電気ショックが与えられ、反対側の床には電気ショックは流れていないため、低い障壁を乗り越えれば電気ショックは止められるというものだ。

 すると、もともと電気ショックを与えられていないグループと、パネルで電気ショックを止められるグループは難なく障壁を飛び越え、電気ショックを回避した。しかし、電気ショックを止める方法がなかったグループは、その場から動かなかった。

 なぜかというと、動かなかった犬たちは、電気ショックから逃れるという選択肢を忘れていた。それまでの経験で、どうしようもない無力感を覚えてしまったのだ。

 

 この現象は人にも起こりうるものです。無力を感じる環境にいては、無力を覚えてしまう。しかし、選ぶ権利は絶対に手放してはいけません。選ばなければ、他人の人生を生きることになってしまうからです。

3.途中でやめることはなぜ難しいのか

 選択を迫られたとき、新しいことを始めようとするとき、人は2つの罠にハマってしまうと言います。

1.サンクコストバイアス

 「サンクコストバイアス」とは、すでにお金や時間を使支払ってしまったというだけで、損な取引に手を出し続けてしまうと心理的傾向のことです。わかりやすいのはギャンブル。ギャンブル中毒になる人は、それまで賭けていたお金が無駄になってしまうという考えが自分を動かし続けてしまうため、止めれなくなってしまうのです。

 なにか新しいことに挑戦したいと思っても、この考えが頭をよぎり、一歩を踏み出せない。そんな人は少なくないですが、この考えを断ち切ることで、新しい自分に出会うことができるのです。

2.授かり効果

 これは、必要のないものだとわかっていても、一度手にしてしまうと失うのが怖くなってしまう思考です。例えば、普段使ってないものでも、友人に「じゃあちょうだいよ」と言われてもすんなり上げられる人は少ないですよね。

 転職したいと思うときも一緒です。今就いている仕事に慣れてしまい、本当はもっと違う仕事をしたいと考えていても、なかなか勇気が出ない。これは授かり効果によるものです。

 しかしこの考えを克服できないでいると、選択肢はどんどん狭まってしまい、自分の理想の暮らしはできません。エッセンシャル思考には、様々なよくない思考が邪魔をしてきますが、これに打ち勝つことで、自分の人生を送ることができるのです!

〇感想

 私たちは、常に選択しなければならない生活を送っています。しかし、選択することを放棄して、他人に言われたことを考えずに引き受けてしまうと、貴重な時間を無駄にしてしまいます。この本を読み、エッセンシャル思考を身につけ、無駄なことに時間を使わず有意義な人生を送りましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました